塾講師から見た生徒たち

塾講師である私、コニャックから塾に通う生徒たちの勉強法の改善

成績がいい生徒たちの落とし穴

こんにちは。

コニャックです。

 

今回は塾講師である私から見た成績優秀者の中での勉強を頑張る生徒たちのお話です。

 

 

塾は基本日曜日は休みなんですが、

受験期間真っ只中でバイトの私も教え子たちのため休みがありません...

本人たちが一番緊張してるはずでしょうが、やはり教える側も緊張するし...

 

とにかく吉報を持ってきてくれることを願うだけです。

 

 

さてさて。

プロフィールでもお話しましたが、

勉強をする人は必ず以下の4つのグループに分けられます。

 

  1. 勉強をしない成績優秀者
  2. 勉強をする成績優秀者
  3. 勉強をする成績不振者
  4. 勉強をしない成績不振者

 

そして、それぞれ陥りがちなこと、問題なこと、あるいは必要なことが

大きく変わってくるのです。

これに学年、学校は関係ありません。

全ての生徒たちに適用されます。

 

今回お話するのは、順番が前後しますが2つ目の勉強をする成績優秀者です。

正直私も勉強をする成績優秀者に対して改善点を求めることは特にはありません。

斯く言う私も、中学、高校では偏差値だけで見ればこのグループに分類されると思います。

だからとここのグループは放っておくと大変なことになる可能性があるんです。

 

というのも、ここのグループは受験で失敗する可能性が一番高いと考えられます。

 

これは私の経験則になります。

勉強をしている子たちは先生にも信頼され、成績と勉強する姿は親も見ていて安心するものですよね。

 

するとどうなるでしょう問題なく受験を突破できますか?

 

はい。

 

おそらくは志望校を突破してくれるでしょう。

 

私もそう願っていました。

 

私が塾講師を始めて一年目は中学3年生、2年生と高校2年生を受け持っていたのですが、私の一番のプレッシャーはなんだったと思いますか?

 

 

皆さんもお分かりの通りと思いますが、中学3年生が鬼門でした

 

正直言って3年生クラスは2年生クラスと比べても真面目で成績が良く、

宿題もしっかりやってくる真面目なクラスでした。

 

授業の進行も良く模試のテストも各々得意不得意があれど、

第一志望に手が届く範囲にある子達ばかりでした。

 

そして順調に中学受験を終え、あとは生徒たちの吉報を待つだけでした。

 

そして公立の受験発表の当日、多くの生徒たちが合格の電話をくれる中、

私のクラスのかなり成績の良かった子が塾に直接結果を知らせに来てくれたのですが、

明らかに様子が変でした。

 

他の先生方にもその動揺は伝わっていたようで、私はその子と二人になれる

場所に席を移しました。

 

広い自習室で二人きり、その子の顔はかなり暗いものでした。

 

その顔を見て私は正直焦っていました。

 

私はその子の心配をするよりもまず、やってしまったと思わずにいられませんでした。

 

私が勤めていた地区付近には3つの公立高校があったのですが、私が受け持っていた生徒たちは一番頭のいい高校にいける子たちばかりで、その子ももちろん合格圏内でしたからね。

 

彼もかなり無理してたと思います。

 

とにかく塾長に連絡をしてすぐさまきてもらったのですが、私はどうしても事態の飲み込むことができませんでした。

 

そして塾長と交えて話を聞いて見ると、受験前日に緊張で眠れず、当日かなり体調が悪かったそうなのです。

 

そこで私はようやく気づきました。

 

勉強をしている成績優秀者はプレッシャーに弱い傾向にあるということに。

 

普段からまじめに勉強に励んで、成績も優秀、という特徴に落とし穴がありました。

 

先生にも、親にも信頼され己の道を歩んできた子たちは試練と呼べる試練の経験値があまりにも少なすぎたのです。

 

要するに彼らはいままで低い跳び箱を飛び続け、受験という高い跳び箱を練習もなしにいきなり飛ばなければならないという状況に陥っていたのです。

 

なぜ私がこのグループを一番初めに取り上げたのかは、この問題が一番取り返しのつかない失敗だからです。

 

私も塾講師を始めて半年で、頑張りを期待をされて受け持った受験生たちだったので、先輩方の意見や、アドバイスしてもらいながらそれを参考にしたりとやってきましたが、このような事態を招くとは正直思ってもいませんでした。

 

その生徒の御両親とも話をする機会を塾長からもらい、

謝罪の意などを込めて状況の説明など、

本人の今後の意思の確認などをしたのですが、

親御さんも怒りの様子もなく、

むしろ感謝の言葉をいただき、

本人も私を信頼して勉強に励んでいたとの意を聞き、

この職業の重さを痛感することになりました。

 

いまでは私は二度とこのような事態に陥らないために、

志望校のプレテストなどで本来よりも難易度の高い問題に設定するなどのような

対策をしていますが、生徒たちの様子からもこれは非常に有効な一手だと思います。

 

これを見てくださった方々もどこかで役に立つことがあると思います。

 

もしもお子様がこのグループに当てはまると思った方がいましたら、

是非、私のように取り返しのつかなくなる前に、本人様と相談してみてください。

 

 

 

どうでしたか。

皆さん自身どうだったかなど人生の参考にしていただけたらと思い、

私の痛い失敗談をここに記しました。

 

それでは次回は、近況を兼ねて勉強をする成績不振者についてお話ししようと思います。

 

それではここまで読んでいただきありがとうございます。

 

皆様にとって有意義なものになれば幸いです。

 

greets from japan

 

Cognac